藤井です。今回は、今日から始まる五条坂の陶器市について。

この五条坂の陶器まつりは遠く大正9年、「六道珍皇寺」にお精霊さんを迎えに行く人々、また大谷本廟(西大谷)へお盆の墓参りに行く人々が五条坂を賑わせていた時に、五条坂に店を構える陶器屋が登り窯で出た大下(おおげ)、要するに一級品として出せないものを陶器市として売り出したのが始まりで、のち陶器祭運営協議会が結成され現在に至っています。

最近ではその規模といい人出といい、わが国最大規模の『陶器まつり』となるまでに発展し、約400店の出店とともに年に一度の掘り出し物を求めるお客様が、全国より集まってこられる京の代表的な夏の風物詩として、多くの人々に親しまれるようになりました。特に近年陶芸を目指す若い人々が、五条坂南側歩道にたくさん出店され以前と違った魅力も出てきました。

 毎年8月7日〜10日までの朝9時から夜11時近くまで開催され、思わぬものが見つかるかもしれません。